専門家が語る「金庫の醍醐味」について

専門家が語る

「金庫の醍醐味」とはなんでしょうか。醍醐味となると人それぞれとは思いますが、開けることに工夫を凝らし生半可な技術では開けることが難しいというような金庫だと「プロの面子にかけて何が何でも開錠してやる」と燃えてくるのではないでしょうか。金庫の鍵自体はそもそも普通の鍵なので専門家にとっては問題ではありません。他に付随しているダイヤルなどのいわゆるからくりのような防犯装置が戦いの相手になります。最近の新しいテンキー式の金庫などは開かなくなった場合の対応マニュアルがあるので開錠も作業になりますが、昔からの誰も知らないような古い金庫が開かないとなると俄然闘志がわいてくるでしょう。

金庫というのは簡単には開かないようにしているものなため、これを手がかりなしで開けた日には、その金庫の仕組みを考え作った人に「勝った!」という達成感が半端ないものとなります。

手強い相手ほど楽しみがわいてくるというのはどの世界でも同じで、誰も開けられない金庫ほどやる気が出てくるものではないでしょうか。

また、開けることよりも、古い金庫だとその風格や見た目にも「これぞ金庫」と感じる人もいるでしょう。今の味気ない金属の箱ではなく、いかにも頑丈で家の大事なものを守っているという佇まいは、見る方も安心感を持てるというものです。